毎ブラ202:リベルダーヂの漢字屋サン

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 きのう、7年前にサンパウロのセー広場に行った話をしたが、あのときは、その前にリベルダーヂという日本人街にも行ったのだった。「出来損ないの浅草」みたいだったけど、セー広場と違って長居できる感じ。まあ、せめて日本人街ぐらいはそうでないと困りますが。写真は、そこにあった出店。何屋サンといえばいいのかよくわからない。「漢字屋サン」かな。このときは「大した字じゃないけど、筆で漢字書くだけで商品になるんだなぁ」と思ったが、いまにして思えば、稲田朋美大臣の「内閣人事局」より何十倍も達筆である。

 それにしても、身近な漢字が並んでいるのに、というよりも、むしろ「身近な漢字が並んでいるがゆえに」というべきかもしれないが、日本との距離の遠さを感じさせる風景だ。異世界感が強い、とでも申しましょうか。こうして久しぶりに眺めていると、よくもまあこんなところまで行ったもんだよな、とシミジミする。サンパウロにかぎらず、ブラインドサッカーは、出不精で旅が苦手な私をいろんなところに連れて行ってくれた。同じブラジルのリオデジャネイロも、ほかの用事ではぜったいに行かない土地なので、どうぞよろしく。
by deepriver1964 | 2014-06-04 00:43