毎ブラ192:アフリカとオセアニアのこと



 IBSAのサイトでBlind football - Africa’s dawnという記事を見つけ、上のYouTube動画にたどりついた。記事は英語なのでスルーしたが、モロッコとセネガルの試合が行われた模様。きのう書いたオセアニアはともかく、アフリカのほうは試合ができる程度にまで普及が進んでいるようだ。これを見るかぎり、モロッコのほうは、2007年にアジア選手権でデビューした当時のイランと同じぐらいの到達度という印象でしょうか。モロッコもセネガルも手足が長いから、なかなか厄介な相手になりそうだ。ぜひ予選大会を開催して、アフリカ代表を東京に送り込んでほしいものである。

 ちなみにアフリカについては、リオパラでもすでに出場枠が1つ与えられている。一方、世界選手権でアフリカと同じく出場枠が設定されたオセアニアのほうは、パラの枠がない。発表された出場枠は、開催国1(ブラジル)、2014世界選手権優勝国1、アメリカ1、欧州2、アジア2、アフリカ1である。ここがまたよくわからないところなんだよなぁ。もし今回、オセアニア代表が世界選手権に出場した場合、その実績があるにもかかわらず、次のパラリンピックを目指すことはできないわけでしょ? しかし、もしオセアニア代表が今回の世界選手権に出場して(現実的には考えにくいけど)優勝しちゃったら、パラ出場権が与えられることになる。でも、優勝しないと予選さえない。なーんかおかしくないですかコレ。

 世界選手権でブラジルが優勝すると優勝国枠はなくなるそうだが、そうなったら余った1をオセアニアに与えたりするのかしら? パラについては、「大陸予選を行わない場合、その分は2014年世界選手権での上位から出場権を得ていない国に与えられる」とも書いてあるから、これを使ってオセアニア代表を出場させることもできるのかもしれんなぁ。とにかく、いろいろよくわかんないので、IBSAがオセアニアをどうするつもりなのか、ちょっと目が離せない感じなのだった。
by deepriver1964 | 2014-05-24 17:36