2014年 05月 15日
毎ブラ183:一枚の写真からわかるブラサカらしさ |

例によって、2010年世界選手権から。ブラジル対スペインの決勝戦である。右方向へドリブルしているのは、ブラジルのシウバ。ふだんはリカルドやジェファーソンの後ろでボランチ的な役割を果たしている選手だが、このときはゴールに肉迫している。ゴールから遠ざかっているように見えるけど、ブラインドサッカーの場合、ここからぐるりと弧を描くようにドリブルしてゴールに向かうケースが多い。すると、「人」ではなくボールの「音」を追うDFは、アタッカーを後ろから追いかける形になってしまうのだった。
で、シウバを追いかけようとしたスペインの6番が味方とぶつかってお互いに邪魔しちゃってる(たぶん味方のカカトを踏んづけたのでシューズが脱げかかってる)のも、ブラサカらしいところ。左右の揺さぶりに、守備側が連携して対応するのはとても難しいことである。たぶんスペインのGKは「うわ、おまえら何やってんだ勘弁してくれ」と思ってるんじゃないだろうか。
あと、ブラジルのコーラーがポジションを左に移動しているところにもご注目。右側の角度のないスペースに行ったシウバにシュートコースを伝えるには、センターにいちゃダメなわけです。今日はそんなところで。
by deepriver1964
| 2014-05-15 17:48