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 群れない、つるまない、徒党を組まない。どれもほぼ同じことを言ってるだけではあるが、ともかく、出版社を辞めてフリーになり、3年後につくった編集プロダクションをやめて再びフリーに戻ったとき、なんとなく、そんなことを思った。戒めというほど大袈裟なものではないけれど、たぶん、組織や集団で行動するのはやはり自分に向かないと思ったのであろう。

 でも、もうひとつ、別の理由があることに最近になって気づいた。私は、党派性の強い人間の言葉に対する警戒心を持っているようだ。

 人間、他人と仲良くつるむと、どうしたって多少なりとも党派性を帯びる。それでも独自の道を歩ける人もいるけれど、私はダメだ。意志薄弱なので、そこにあるボンヤリとした党派性に流されてしまう。ツイッターのフォロー数を大幅削減したのも、TLに流れる「意見」に右往左往してしまい、自分がそもそも何を考えていたのかわかんなくなっちゃったりするからなのね。

 党派性は思考の障害物になりやすい。たちまち思考停止を起こして「運動」を始めてしまうこともしばしばだ。運動にはたいがい「敵」がいて、それを貶めるためならフェイクニュースでも何でも利用するということになりかねない。そんなふうに見えるケースがFBなんかにもよくある。警戒心しか芽生えない。えらい中途半端なところで終わるが、続きはまたあとで書くかもしれないし、書かないかもしれない。
by deepriver1964 | 2017-02-07 10:56