毎ブラ312:どうなるアジパラ

 IBSA Blind FootballのFacebookページによると、アジアパラ競技大会の5人制サッカーB1クラスには、Japan, Republic of Korea, Thailand, China, Iran and Indiaの6ヵ国が出場するようだ。試合日程はわからないが、おそらくこれを2つのプールに分け、それぞれの1位と2位で準決勝を行うことになるのだと思われる(5日間しかないので総当たりだとリーグ戦しかできない)。

 そこで気になるのが組分けだ。ホームの韓国と前回優勝の中国をシードすると、こんな感じになることが考えられる。

 プールA:韓国 イラン インド
 プールB:中国 日本 タイ

 とくに問題のないバランスの取れた配分だが、日本にとって困るのは、こうなるとイランと対戦しないで大会を終えてしまう可能性があることだ。

 この大会は、パラリンピックの予選を兼ねていない。もちろん日本チームはここでアジアナンバーワンを目指して戦うわけだが、日本の最大の目標はここで勝つことではなく、あくまでもリオパラ出場である。したがってアジパラでは、自分たちの実力を確認することも重要だ。

 リオに行くためには、ブラインドサッカー世界選手権(11/16~24@国立代々木競技場フットサルコート)で優勝するか、来年のアジア選手権で2位以内に入らなければならない。後者の場合、このブログで何度も言っているように、最大のライバルはイランである。しかしイランは昨年のアジア選手権に出場しなかったので、しばらく対戦していない(同じ理由でイランは世界選手権にも出場しない)。

 したがって今回のアジパラでは、できればイランと手合わせをしておきたいところだろう。だから個人的には、どうせホーム有利の組分けにするなら、むしろこうしてもらったほうがいいとさえ思っている。

 プールA:韓国 タイ インド
 プールB:中国 日本 イラン

 めちゃくちゃ厳しいけど、アジアの頂点に立つには、どこかで中国とイランを倒さないといけない。これでイランに勝って決勝まで進み、中国と再戦して金メダルってのが、最高のシナリオではないだろうか。
by deepriver1964 | 2014-09-21 21:25