2014年 05月 31日
毎ブラ199:KEKとブラサカのつながり
「それに関わっていると、つくばに行くことが多い」
筑波技術大学(視覚障害者と聴覚障害者のための大学)にはAvanzareつくばというクラブチームがあり、春日キャンパスのグラウンドでは関東リーグや代表合宿なども行われる。また、素粒子実験施設として世界的にも有名なKEK(高エネルギー加速器研究機構)の所在地も、つくばだ。そのおかげで、いまの私はしょっちゅうTXでつくばに足を運ぶ。遠くて大変だ。
で、今日も取材でKEKに行った。初期宇宙の研究で大きな意味を持つある実験で中心的な役割を担っているH先生のインタビューである。先生は実験のためにしょっちゅうチリに行かれるので、雑談の最中に「私もブラジルとアルゼンチンに行ったことありますけど、南米遠いですよね」という流れになり、せっかくだからブラインドサッカーの話をしてみた。で、「そちらの用事でもつくばにはときどき来るんですよ」という話になったわけである。
H先生は、筑波技術大学のことをよくご存知だった。というのも、かつて高エネルギー物理学研究所(KEKの前身)の所長も務められた故・西川哲治先生が、あの大学(当初は筑波技術短期大学)の設立の際に、かなりのご尽力をされたというのである。未確認の話でアレだが、どうやら視覚障害か聴覚障害を持つお身内がおられたらしい。同じつくばにあるとはいえ、KEKと技大がそんな形でつながっているとは思ってもみなかったので、なんだか嬉しくなったのだった。
しかもH先生の奥様は、以前、筑波技術短期大学(当時)で講師としてコンピュータ関係のことを教えてらしたとのこと。もしかしたら、共通の知り合いがいるかもしれない。ブラサカと物理学、意外に近いところにあったんだなぁ。
by deepriver1964
| 2014-05-31 23:45