毎ブラ182:世界選手権ではこんなの見られますぜ #3

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 ちょっと面白い写真があった。アルゼンチンの主将シルヴィオ・ヴェロの第2PKである。まあ、撮ってる人間が下手だからブレてるわけだが、助走なしで蹴った右足と蹴られたボールのスピード感がたまたま表現されていますね(笑)。

 風の噂によると、2006年にブラジルのリカルドが世界選手権デビューを果たすまでは、このヴェロが「世界最高のブラインドフットボーラー」と呼ばれていたらしい。アルゼンチンで聞いた話だから、アルゼンチンでそう言われていただけかもしれないけど、プレーヤーとしての存在感の大きさは現在でもリカルドに優るとも劣らない。

 私は、彼のドリブルのスタイルが好きだ。DFのギャップをスイスイと抜いていくリカルドに対して、彼の場合は、なんというか、DFとの駆け引きを楽しんでいるように見える。「ほれほれ〜、鬼さんこちら、手の鳴るほうへ〜」みたいなことを、自分も目隠ししてるのにやってる感じ。ボールを足で叩いてDFを誘い出し、相手がこっちに出てきたのを察知してその裏へ回り込むのがうまいです。ピッチ上でこの人ほど「余裕」を感じさせるプレーヤーは、ほかにいないかもしれないな。下の写真は、2010年の中国戦。11月は、アルゼンチンの背番号5にも注目してほしい。ていうか、見に行けばどうしたって注目しちゃうと思いますけども。
 
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by deepriver1964 | 2014-05-14 16:52