結局ヒッグス

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 昨日は18時から集英社W君と共に西荻窪の居酒屋でMacBook Airを開いて待機。店に到着するなり、三鷹台駅前の女子高生刺傷事件(結局はお亡くなりになった)のニュースが飛び込み、ノーベル賞と関係ないことで動揺した。三鷹台は、私の仕事場の最寄り駅なのです。西荻上空からも、ヘリコプターの音が聞こえた。警察が逃走した犯人を探索していたのであろう。

 そうこうしているうちにYouTubeライブのカウントダウンが刻々と減っていったのだが、いよいよ来るぜ!と思ったとたんに、残り35分からやり直し。数字増やしてどうすんだそんなもん。しょうがないからビールおかわりして飲んでいると、30分遅れが45分遅れになり、さらに1時間遅れに。何だよこれいつまで待たせるんだよ朝まで飲んでろとでも言うのかおまえら!と、かなり荒ぶったのだった。ヒッグスさん死んじゃったんじゃないかと心配しましたよ。

 だもんだから、19時45分に発表が始まったときには、すでにベロンベロン。大本命と目されていたヒッグスさんとアングレールさんの2人が物理学賞を受賞するのを、なんだかポカンと眺めていた。フランスやアルゼンチンがグループリーグで敗退して大荒れに荒れたあげく「なんだかんだ言って結局ブラジル優勝かよ!」になった日韓ワールドカップを思い出したりしました。いや、まあ、今回なんだかんだ言ってたのは私なんですけどね。

 まあ、とにかく、物性物理で「てぇ〜〜い (ノ`Д´)ノ彡┻━┻」にならず、素粒子が受賞してヨカッタ。これを受けて、大栗博司先生の『強い力と弱い力』(幻冬舎新書)の重版部数も2.5倍に増えたし。ニュートリノ振動で日本人が受賞できなかったのは残念だが、素粒子でノーベル賞に値するネタはもうこれしか残っていないようなので、数年経ってまた素粒子の順番が回ってきたら今度こそ、である。ていうか、俺たちこれから毎年この日に西荻で飲むのかな。それはそれで楽しい年中行事ではあるけれども。なんかくたびれた。
by deepriver1964 | 2013-10-09 12:02